当社のブロックチェーン・仮想通貨事業の現状と今後の展開方針について

 当社は昨年 4 月に子会社「MBK ブロックチェーン株式会社」を設立し、今後発展が見込まれるブロック チェーン・仮想通貨領域への投資と事業展開を積極的に行っておりますが、今後の事業展開につきまして、 本日、以下のとおり決定いたしましたので、ご報告させて頂きます。

1.ブロックチェーン領域に関する展開

当社は、2018 年 11 月に、株式会社アーリーワークス(以下、「アーリーワークス社」といいます。) への資本参加に関し基本合意し、同年 12 月に、システム販売のための合弁会社設立に関して基本合意を しております。アーリーワークス社は、秒間 4,000 万件(アーリーワークス調べ)のトランザクション を処理できる世界最高レベルのスピードを誇るブロックチェーンを開発しており、特に金融システムへ の活用が見込まれております。アーリーワークス社は、会社設立 1 期目ながら、すでに数億円の受注が 発生しており、好業績となる見込みです。当社はそのブロックチェーンおよび技術力を高く評価してお り、共同による金融システムの開発や販売を行う合弁会社の設立を予定しております。

アーリーワークス社および当社は、ブロックチェーンは既存の IT 技術、特にデータベースを置き換 える革新的な技術と位置づけ、ブロックチェーンの特性である、改ざんが不可能であることや、分散コ ンピューティングによるコストダウンを活かしたプロダクトは将来、国や企業にとって必要不可欠なソ リューションとなると考えております。

また、当社は、2 月 4 日付で、アーリーワークス社の上場計画を支援することを発表しておりますが、 同事業は、展開する上で、信頼性やガバナンス体制が非常に重要であると認識しており、上場すること により、同事業の展開がより一層スムーズになると想定しています。

今後は、アーリーワークス社が構築するブロックチェーンを活用した新しいプロダクトを、積極的に、 国内外の企業へ導入提案をし、MBK ブロックチェーンならびにアーリーワークス社を世界に通用するブ ロックチェーン企業へ成長させていきます。

2.仮想通貨領域に関する展開

当社は、2018 年 9 月に、シンガポールを拠点とする MAKERS FARM PTE. LTD. (以下、「MAKERS FARM 社」 といいます。)への資本参加を行い、また 2019 年 1 月にイノベーション合同会社(以下、イノベーショ ン社」といいます。)への資本参加に関する基本合意を行っております。

MAKERS FARM 社は、グローバルにてキャッシュバックサービス「COINCOME」を展開する企業です。世 界の名だたる企業とのパートナーシップにより、お得にキャッシュレスサービスが利用でき、また NEWS RELEASE – 2 – COINCOME を利用すると仮想通貨 CIM が付与されるといった、普段の買い物がより便利になるサービスを 展開します。COINCOME は SIRIN LABS が提供するブロックチェーンスマートフォン「FINNEY」との事業 提携も決定しており、FINNEY 利用者は CIM をコールドウォレットに安全に保管できるようになります。

イノベーション社は、台湾企業が運営する仮想通貨「Z502」のメディア展開を行う企業です。著名な インフルエンサーである 502 おじさん、502 大佐が所属する「coin discovery」を中心とし、様々な仮 想通貨プロジェクトに関する詳細なレポートや情報の発信を実施しております。当社との提携により、 当社の関係先や顧客のプロジェクトのプロモーションを、共同で実施していきます。

上記 2 社は仮想通貨関連領域におけるプロモーションに強みを持った企業・サービスです。当社はそ の強みを活かした事業を推進して参ります。具体的には、「海外の仮想通貨取引所との資本事業提携」

「海外の仮想通貨プロジェクトとの資本事業提携」を検討しており、上記の強みを活かした上で、それ らの事業展開スピードを向上させます。

3.MBK ブロックチェーンを中心とした事業展開

現在、海外の仮想通貨取引所へ出資のうえ、MBK ブロックチェーンで運営することを検討しておりま す。また、そのほかにも、出資を検討している海外の仮想通貨取引所がありますが、当社が携わる仮想 通貨プロジェクトを、これらの、当社が運営する、あるいは出資する仮想通貨取引所に上場させること により、バックアップするとともに、仮想通貨取引所の収益となってまいります。

また、仮想通貨による送金額は日増しに増加しているというデータがございますが、現段階では仮想 通貨のみでの企業運営や生活は難しく、また仮想通貨を購入するには最初は法定通貨が必要になること から、当社は特に法定通貨と仮想通貨を交換できるライセンスあるいは、法定通貨の預け入れと送金が できるライセンスを持つ企業に注目しております。そういった企業との資本事業提携を実現することで、 当社がすでに資本事業提携をしている企業が実施するサービスがより便利なものとなり、市場に受け入 れられると想定しております。

例えば、法定通貨の送金が可能なライセンスを持つ企業とキャッシュバックサービス「COINCOME」が 連携することで、得た仮想通貨を自分の銀行口座へ法定通貨としてシームレスに送金できるようになり ます。

また、それらのシステムを秒間 4,000 万件の処理が可能なアーリーワークス社が受け持つことで、現 在のどのサービスよりもスピーディであり便利で、かつセキュリティが強い自社サービスを提供できる ようになります。それらは国家ライセンスを保持している状態にてサービス展開されるため、より安全 性の高いものとして、ユーザーに受け入れると考えております。                             以 上