当社は、国立大学法人滋賀医科大学との産学連携で、糖尿病治療薬の研究開発に取り組んでおりました子会社バイオジップコード株式会社につきまして、全株式を売却のうえ、当該事業に投資しておりました資金4,000万円を回収いたしましたので、ご報告させて頂きます。

当社は、糖尿病治療に関して、すでに発表されていた「糖尿病幹細胞の発見」(小島 秀人・宮澤 伊都子 他、BIO Clinica 2021年7月臨時 増刊号)とは別に、新たに、具体的な糖尿病治療法を紹介する画期的なが、2022年1月に発表される旨を、小島秀人氏より聴取しており、当社は、発表される予定の論文をエビデンスとして、バイオジップコード株式会社の研究開発に必要な資金の調達を支援する方針でおりました。

当社は、小島秀人氏から、異常幹細胞を標的とする糖尿病治療薬に関する研究開発に対する支援について相談を受けた2021年秋に、当該治療薬の発売までに100億円程度の研究開発資金が必要と聴取しており、この資金につきまして、当社からの出資は、1億円を上限とする方針として、残額は投資家や大手製薬会社からの資金調達により賄う計画でおりました。この方針のもと、当社は、2023年1月時点で4,000万円(当該投資は当社が子会社バイオジップコード株式会社を設立した2022年1月31日に1,000万円を、その後2022年8月25日に3,000万円をそれぞれ投資)の投資を行い、残金6,000万円については、研究開発の進捗に応じて支出する予定でおりました。

当社としては、バイオジップコード株式会社の資金調達を支援するため、さらに、資金調達を進めるうえで必要な人材や外部パートナー紹介を進めるため、当該論文発表を待っておりましたが、いつまでも目途が立たないため、研究開発の支援を継続することが難しくなる旨、2022年11月より滋賀医科大学と協議を行ってまいりました。

このような状況下、当社業務提携先株式会社StudioMakyu代表取締役であり、バイオジップコード株式会社の研究開発顧問の小島秀人氏の子息である小島史人氏より、2023年1月13日付で、当社の保有するバイオジップコード株式会社株式を、一度、当社の出資金額で買い取ったうえで、当社がバイオジップコード株式会社の研究開発に対する支援を継続できる状況を整えるよう努めたい旨の提案があり、2023年1月20日開催の取締役会で方針を諮り、2023年1月24日付で小島史人氏の提案に応じました。

小島史人氏とは、その後も協議を重ねましたが、現段階におきましても、当社として、バイオジップコード株式会社の研究開発支援を再開できる見込みが立たないことから、本日、糖尿病治療薬開発事業から撤退することを最終決定いたしました。

これにより、2022年1月4日付の当社と滋賀医科大学との産学連携による糖尿病治療薬開発に関する基本合意は解消となりますが、新たな株主である小島史人氏のもと、バイオジップコード株式会社は、滋賀医科大学との共同研究講座や共同研究を継続するものであります。

なお、2022年6月6日「株式会社バイオジップコード 再生医療・美容関連事業の取組み開始のお知らせ」で発表いたしました再生医療・美容関連事業につきましても、糖尿病治療薬の研究開発を支援するための事業として推し進めるものでありましたが、本業の糖尿病治療薬の研究開発の支援が滞る状況下、進捗することができず、当社といたしましては、糖尿病治療薬開発事業とともに、再生医療・美容関連事業からも撤退いたします。

また、2022年6月27日「株式会社バイオジップコード 自社ブランド健康食品等の販売事業への取組みのお知らせ」につきましても、株式会社バイオジップコードの糖尿病治療薬の研究開発の支援する目的で、バイオジップコードブランドの健康食品を開発するものでありましたが、健康食品販売については、引き続き、子会社株式会社ケンテンで推し進めてまいります。

当社といたしましては、投資会社として、不動産事業を主軸に、安定的収益基盤を強化しながら、引き続き、厳格なリスクマネジメントのもと、当社株主の皆様にご期待頂ける、将来性や社会性が高い事業への投資に取り組んでまいります。

本件により、当社の2023年3月期の業績に対する影響はございません。

 

                                              以 上