当社は、現在、Life Innovation Holdings株式会社(以下、「Life Innovation社」といいます。)の株式取得を進めており、2026年1月30日付で1億16百万円を出資し14.5%を取得、2026年3月13日付で19.7%の株式を現物出資で受入れ、34.2%の持分法適用関連会社となります。
さらに、Life Innovation 社の事業計画の6カ月間(2026 年2月~2026 年8月)程度における進捗を前提として、17%の追加出資によりLife Innovation 社を連結子会社化することにつきましても、Life Innovation 社と合意しております。
Life Innovation社は、今回、当社から調達した1億16千円で、2026年4月中に、
① 日本を代表する製紙メーカーグループと連携し、高知県に、年間50トン規模の和紙繊維の量産体制を構築
② 京都府において、和紙の最高級原料である楮(こうぞ)および雁皮(がんぴ)の自社栽培体制を構築
し、和紙繊維の原料から栽培から生産までの一貫体制を完成し、安定供給能力を確保、年間13億円規模の和紙繊維市場の創出を目指します。
楮および雁皮は、近年、国内生産の大幅な減少により希少化が進み、市場では慢性的な供給不足が続いております。原料そのものを自社で確保する体制は極めて例が少なく、Life Innovation社は、「原料を握る企業」として高い参入障壁を構築いたします。
世界の繊維市場では、エジプトの超長綿、フランスのリネン、モンゴルのカシミアなど、各国を代表する天然原料が国際的ブランド価値を確立していますが、現代において“日本を代表する天然繊維”は明確に確立されていません。楮・雁皮を「Japanese Fiber」として再定義し、日本発の世界標準素材として市場を創造してまいります。
これらの原料を活用した和紙繊維は、軽量性、優れた通気性・吸放湿性、抗菌性、消臭性、体温調整機能を備える天然由来の高機能素材であり、生分解性を有する環境配慮型素材としてグローバル市場が求めるサステナビリティ基準を満たします。用途はアパレル分野にとどまらず、生活用品、インテリア、ウェルネス市場へと拡大してまいります。
販売は二軸で展開いたします。
第一に、和紙繊維(糸)を素材メーカーとしてグローバル市場へ直接供給いたします。既に世界を代表するハイエンドブランドとの供給が確定しております。
第二に、Life Innovation社の和紙繊維を日本最高峰の職人が手織りし、独自技法を施した高級生地として展開いたします。本モデルは年間1,000メートル限定の生産であり、希少性そのものを価値とするラグジュアリー戦略です。世界のトップメゾンが求める唯一無二のポジションを確立してまいります。
これは既存市場への参入ではなく、日本原料を起点とした新市場の創造であり、原料復興、地方創生(京都・高知)、伝統技術の高度活用、環境配慮型産業の推進を同時に実現する日本発の産業再構築モデルです。
原料からグローバル供給までを一貫して担う体制を強化し、クレサヴァ株式会社の協力体制のもと、日本の天然素材を世界標準へ押し上げてまいります。
以 上