当社は、本日開催の取締役会で、プラスチック循環再生事業を手掛ける循環資源ホールディングス株式会社(以下、「循環資源HD社」といいます。)との間で資本・業務提携に関して基本合意することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
a. 提携の理由
循環資源HD社は、プラスチックごみから再生油を生成するプラントや、有機性廃棄物から炭を生成するプラントを開発し、再生原料として活用する循環型モデルを推進し、地球環境をテーマにしたプロジェクトに多角的に取り組んでます。循環資源HD社が手掛けるプラントは、プラスチックごみや有機性廃棄物を、高温の蒸気で、CO2を排出することなく、燃やさずに分解するものです。
2050年には、全世界のプラスチックの消費が約3.1倍まで増加すると予測されるなか、循環資源HD社は「地域のゴミを地域のエネルギーへ」をモットーに、SDGs目標達成のために不可欠なプロジェクトに取り組んでおります。
循環資源HD社のプロジェクトは、資源大手や商社、製鉄などが注目し、循環資源HD社では、これらの企業との業務提携について前向きに協議を進めております。
当社は、不動産収益物件を中心とした投資により安定的収益を確保しながら、社会性や成長性、収益性の高い企業やプロジェクトへの投資を行い、投資家の皆様に夢をもって頂ける投資会社を志しております。
循環資源HD社の取り組むプラスチック循環再生事業は、社会性や成長性、収益性の高いプロジェクトと考え、循環資源HD社への資本参加並びに循環資源HD社との業務提携によりプラスチック循環再生事業に参画することにつき、循環資源HD社と基本合意するに至ったものであります。
なお、今回、循環資源HD社との間で資本業務提携に関する基本合意を締結するに至った契機は、当社のその他の関係会社に該当するアートポートインベスト株式会社(代表取締役 松下順一氏、以下「API社」といいます。)の働き掛けによるものです。
API社では、2023年10月中旬頃に、代表である松下氏が、旧知の取引金融機関OBより循環資源HD社の紹介を受けました。
そして、2023年11月上旬に、API社が、まず先に循環資源HD社に対して当社との資本業務提携を打診し、その後に当社に対して循環資源HD社との資本業務提携を打診しました。
その後、当社は、API社の仲介により、2023年11月下旬に面談を実施し、資本業務提携の内容並びにその基本合意書について具体的協議を開始し、本日、締結に至りました。
また、本件基本合意において、資本業務提携の正式契約の締結期日を2023年12月末日までと定めており(ただし、今後、循環資源HD社との協議によって当該期日を変更することができます。)、2023年12月末日までに資本業務提携の正式契約が締結されない場合、本件基本合意は失効することとされています。
b. 提携の内容等
1.循環資源HD社の第三者割当増資引受けにより、循環資源HD社の2~5%程度の資本参加について循環資源HD社と協議を行います。
2.循環資源HD社への資本参加を前提に、以下の提携業務について、検討・協議を行います。
① 大手企業等からの発注により、循環資源HD社が再生油生成プラントを製造・納品する事業(10か月程度)に対するプロジェクトファイナンスの実施
② 当社と循環資源HD社の共同で、200~1,000百万円程度の投資により、関東圏で再生油生成プラントを設置し、再生油を資源大手等に販売するプロジェクトの実施
c. 提携の相手先の概要
d. 提携の日程
検討・協議のうえ、2023年12月中に、循環資源HD社に対する資本参加を実施する予定です。
循環資源HD社の再生油生成プラントを製造・納品する事業へのプロジェクトファイナンスは、最短で2024年1月に実行し、10か月後の回収を計画しております。
循環資源HD社と共同での、関東圏での再生油生成プラントの設置については、2024年4月スタートを目標に、協議を進めてまいります。
e. 今後の見通し
本件基本合意により、2024年10月期の業績に与える影響は、現状軽微であり、2023年12月14日公表予定の2024年10月期業績予想に織り込ませて頂きます。
以 上