当社は、2025 年9 月1 日付「系統用蓄電池開発プロジェクトに関する台湾EUKA Power 社との基本合意のお知らせ」でお知らせしましたとおり、台湾の新エネルギー事業専門会社Euka Power Co., Ltd.(傑明新能源股份有限公司、以下、「EUKA Power 社」といいます。)が、九州を拠点に準備を進めている、トータル蓄電容量200MW/800MW の系統用蓄電所プロジェクト(以下、「本プロジェクト」といいます。)につきまして、当社が、AМサービスを提供いたします。
当社は、本プロジェクトにつきまして、本プロジェクトに対する海外の投資家のニーズに応じ、以下のとおり、暗号資産をベースにした管理運営を採用することといたしましたので、お知らせいたします。
本プロジェクトは、台湾を中心とした海外の投資家の資金で、EUKA Power 社が事業者となって、系統用蓄電所の用地や開発、設備を購入し、発電開始後、発電される電力を一定の条件で特定の企業向けへの供給、あるいは、委託するアグリゲーターが市場取引等により効率的な売電を行うことにより、安定的な収益を確保、収益を投資家に配分するものです。
本プロジェクトの投資額の大部分を占める設備は、主に海外からの輸入を予定する一方、日本円による売電収入により投資回収するため、海外からの投資家は、日本円に対する為替リスクを負担します。
そこで、海外投資家の日本円に対する為替リスクを軽減するとともに、プロジェクトの運営の透明性を高め、適時かつ経済的な利益配分を行うため、本プロジェクトは、暗号資産をベースにした、投資並びに配分を採用することといたしました。決済としての暗号資産は、もっとも流通しているビットコインや、あるいは、近年決済手段としてニーズが高まりつつあり、日本でも交換することのできる米ドル連動型のダイ(DAI)などを選択できる形を予定しています。
具体的には、以下のとおり、本プロジェクトの運営を行ってまいります。

① 本プロジェクトのために 、EUKA Power 社並びに共同事業者(現在は未定)が出資し、当社が管理する特別目的会社(今後設立予定)で、暗号資産交換業者にウォレットを開設します。なお、ウォレットは、全取引がブロックチェーン上で取引が閲覧可能なため、運営の透明性が担保されるものです。
② 特別目的会社は、投資家から、本プロジェクトの投資資金を、特別目的会社のウォレットに、暗号資産ベースで受入れます。
③ 特別目的会社は、受け入れた暗号資産を法定通貨に交換して、開発資金を支出し、系統用蓄電所の開発を進めてまいります。
④ 発電開始後、円ベースでの入金や支出を行った後、利益を暗号資産に交換し、随時、投資家への利益配分を実施。

なお、当社は、投資資金の一定割合を報酬として受領する予定ですが、この報酬も、ビットコインで受領し、ビットコインベースで運用してまいります。
本プロジェクトにつきましては、2025 年12 月頃、EUKA Power 社や他のパートナー(エネルギー事業者、金融機関)と正式契約締結のうえ、本系統用蓄電池開発プロジェクトに着手する予定であり、
EUKA Power 社と締結した九州を中心とした日本国内における系統用蓄電池開発プロジェクトを協働して取り組むことについての正式契約締結に向けての協議を行う旨の基本合意書の有効期間は、締結日の2025 年9月1日)から1年間であります。
鋭意準備を進めており、随時、進捗につきまして、お知らせいたします。

以 上